①The Colours Of Your Love、⑤In The Band、⑧Standin' In My Shoesはギターのカッティングと歯切れのいいピアノが心地良いグルーヴの嵐。
②Live It On Upはファルセットのコーラスで幕を開けるなどEW&Fからの影響を思わせる。
⑦Shame On Youなどはキャッチーなリフが印象的な彼等流のファンク・チューン。
とはいってもコテコテにならず、あくまでもライトに仕上がっているのが、このスタイラスの魅力である。
シンセの使い方も実に巧みで、ピアノを基本音色にしながらもワンポイントで大事なツボを抑えている。
アースからの影響~と先述したが、彼等からの影響を自分達なりに消化しているスタイルは、むしろアヴェレージ・ホワイト・バンドのスタイルに近いかも知れない。
最後を締めるバラード⑪If You Believe In Meも泣かせてくれる。
彼等の作品は最近のリイシューなども含めてCD化されたのだが、一番フリーソウル色が濃い作品である。
トータル的にも非常にバランスが取れたアルバム。
93点
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