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暖かい夏が来る前の、海へ行きたくなる気分にピッタリの1枚。
オザーク・マウンテン・デアデヴィル(名前が長い!)というカントリー・グループでドラマーとして活動していたラリー・リーのソロ・デビュー作(82年)。
定番差し替えジャケットそのままに炭酸飲料のようなスッキリ爽快なサウンドを届けてくれている。
それは頭の①Waiting To Let Goを聴けば明らかだ。

美しいピアノに歯切れのいいアコギのストローク、ディストーション・ギターが響く。
そのディストーション・ギターの歪みも、この辺りが限界。
これ以上音色が目立つと、そこは完全に「ロック」になってしまう。
AORの場合はその"丁度良い案配"というのがキモなのである。
故にそういった事は無視出来ない。

単なるロックであれば、その他大勢のロック・アーティストと何ら変わりなくなってしまう。
そうなると決してメジャーではない、このラリー・リーのようなアーティストは埋もれてしまいそうな気がする。 

それでも哀愁感漂う④The Best Is Yet To Comeなんて一聴して「良い曲だな」と思わせる説得力があるのが、陽の目を見る事が無かったアーティストとの差だろうか。 

トップ・リコメンドはACチャート19位を記録した②Don't Talk。
邦題アルバムタイトル曲であり、サビのクールさが印象的な曲だ。
他にもサビのコーラス・ワークで職人技が光る⑤Number One Girlやハモったギターが格好いい⑦Only Seventeenなど。

参加ミュージシャンはマイク・ベアード(Dr)、デヴィッド・ハンゲイト(B)、デヴィッド・サンボーン(Sax)、ビル・チャンプリン、トム・ケリー、リチャード・ペイジ(BGV)等。 
 
79点 
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