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私サガワが少なからず影響を受けているバンド、アヴェレージ・ホワイト・バンドの74年発表2nd。
アメリカのソウル、R&Bに影響されたスコットランド出身の6人組バンドである。
バンド名が示すとおり「平均的な白人バンド」は途中活動休止時期などもあったものの、30年以上のキャリアを誇るヴェテラン・バンドになった。 
この2ndアルバムは彼等にとって分岐点だった作品。
まず、このアルバムを最後にオリジナル・メンバーであったドラマーのロビー・マッキントッシュがオーバードーズで亡くなってしまった事で彼の遺作となるのだが、ここから現在でもライヴでは欠かせない楽曲が多数生まれている事に注目したい。
②Got The Love、④Person To Person、⑤Work To Doなどである。
中でもワーク・トゥ・ドゥはアイズリー・ブラザーズのカバーなのだが、何の違和感もなく溶け込んでいるせいか、まるで自分達のオリジナルのようでさえある。

次に忘れてはいけない全米1位獲得曲③Pick Up The Piecesの存在。
キャンディー・ダルファーによるカバーなどでもお馴染みである楽曲だが、やはりこの曲の成功・・・事にソウル・ファンクの本国アメリカでヒットした意味は大きい。
誤解を恐れずに言えばAWBのバンド名は知らなくても、サックスによるハモったリフを聴けば「ああ、この曲か!」と分かる程、超有名曲である。
日本でも学生が吹奏楽で演奏する事も多いようで、その浸透ぶりに驚かせられる。 

AWBの面白い所はフロントの2人、アラン・ゴーリー(Vo,B,G)ヘイミッシュ・スチュアート(Vo,G,B)がマルチ・プレイヤーの為ギターとベースをそれぞれが入れ替わり担当し、ツイン・ヴォーカルという形態を取っている事である。
2人のリード・ヴォーカリストがいる事でハモりや掛け合いなどお手のもので、もう一人のギターであるカッティング職人、オニー・マッキンタイアを加えたコーラス・ワークも多用してサウンドに幅を持たせている。 

黒人ミュージシャンのような力強さ・アクの強さが感じられない分、心地良い軽やかさがあり、それが却ってAWBの魅力であり、AORファンにもアピールするライト・ファンク・サウンドになっている。 

トータルで聴くと、どうしてもピック・アップ~だけが目立ってしまいがちだが、それはこの曲があまりにもスタンダード化し過ぎているだけで、楽曲自体のクオリティーはどれも高い。
あっという間に聴けてしまう40分だ。
 
89点 
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