finderskeepers
知名度、セールスと内容がこれだけ噛み合わないグループもそうはいまい。
ソフト・ロックという"その界隈"では知られているが、一般レベルでは無名のグループ。 
作曲者のロッド・マクブライエンはなかなかの切れ者だ。
本作がここまでの評価になるのもカバー以外の全編に渡って作曲し、その計り知れない貢献度から故の事である。

バンドを結成する前はレコーディングエンジニアをしていてイノセンス(フィル・スペクター門下の作曲家チーム、ピート・アンダースとヴィニ・ポンシアにカーマ・スートラ・レーベルの社長アーティー・リップを加えたグループ)/トレイドウィンズを担当、その他ブッダ(カーマ・スートラの姉妹レーベル)関連の仕事やホリーズなども担当していたそうだ。

元々レーベルのブッダはバブルガム・ポップの聖地と言われるほど、こういったサウンドが得意なのだ。
明るく楽しくも少し切なさを巧みに取り入れるなど、実に効果的。
終始甘酸っぱいメロディーが展開されるので、その筋がお好きな方には堪らないはず。

バンド名からも窺えるが、完全に狙ってやったとしか思えないほど曲はひたすらキャッチーで、尺も余計な部分を削ぎ落として一切の無駄がなく、曲調もポップスからロック、ジャズ、ボサノヴァ、モータウン的ソウルまでとバラエティに富んでいるコンパクトにまとめあげているのには脱帽。

ジャケットデザインからメンバーの服装、ビジュアル、内容と文句のつけようがない。
この甘過ぎるポップさは時折「バブルガム」と揶揄されるが、邪険にしたら勿体ないソフト・ロック・ファン以外の全ポップスファンにもサガワがオススメする大名盤。
ボーナストラックも決して捨て曲ではないので、ぜひそちらが収録されている盤を手に取って頂きたい。

100点 
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