この方も絵に描いたようなジェントルマンでダンディーな男性であるようだ。
78年発表の1stアルバムである本作はライトなメロディーとノリの良いリズムが全体的に多く、とても心地良い。
またボビー自身の声が渋い。 所々「張る」場面もあるのだが決してシャウトにはならず、あくまでもソフト&メロウ。
トップ・リコメンドは何と言ってもR&B6位を獲得した⑥What You Won't Do For Love。
この曲はボビーが白人という事を伏せてラジオでオンエアした所から火がついたそうだ。(ブラック系専門チャンネルだと白人が歌っているという事が分かるだけでマイナス・イメージどころかオンエアされない事も多いらしい)
リズムがファンキーなのに上に乗ってくるストリングス、エレピ、ブラスが何とも言えなくメロウ。
それに加えて優しく包み込むようなボビーのヴォーカル。
これぞAORの醍醐味である。
その他80年代に日本でタバコのCMソングになった⑤Come To MeやWinkがカバーした①Special To Meがヒット。
ご本人はデビュー曲と、この「Special To Me」のようなディスコティックな曲はあまり好まないようで、デビューしてから現在までライヴで披露した事は数えるだけしかないそうな。
97点
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